腰部脊柱管狭窄症手術の2週間にわたる入院生活の経験を踏まえ、これから脊柱管狭窄症手術を受けられる方が入院時に持参したほうがいい持ち物を列挙しておきます。
この情報でこれからの入院生活で困ることが少しでも減れば幸いです。
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Contents
入院前に渡された持ち物リスト
どの病院でも入院前に必須の持ち物リストが渡されると思います。私の場合は以下のようなパンフレットでした。
これを見ると必須の持ち物に以下が挙げられています。
- 現在服用中の薬等
- お薬手帳
- 洗面・整髪用具(洗面器・歯ブラシ・石鹸・ヘアブラシ等)
- 日用品(寝間着・下着・タオル・バスタオル・履物・ティッシュ)
これらの中には持って行っても使わなかったものもありましたし、追加で必要になったものもありました。
そこでここでは、私が実際に持って行ったものを体験ベースで記載しておきますので、入院を控えられている方は参考にしてみてください。
入院必須アイテム
印鑑・保険証
印鑑と保険証は入院時の受付で必要になります。ちなみに、持ち物ではありませんが、私の病院では付添人も1名以上必要でした。
限度額認定証

手術の費用を健康保険等で大幅に抑えるために必要な認定証です。
限度額認定証については、入院前に事前に入手をしておき、入院時に受付で病院側に渡しておくと手続きがスムーズなのでオススメです。
限度額認定の詳細はこちらにまとめていますので、参考にしてみてください。
>>実際にかかった脊柱管狭窄症の手術(入院)費用と限度額認定制度
衣類
入院の着替えは必須です。
私の場合は、手術後リハビリ3日目から、自分の服を着れるようになりましたが(それまでは手術後の入院着で過ごしました)、術後2日目の導尿がとれた日から自分の下着は必要になりました。
導尿がとれるタイミングなどは多少前後があると思いますので、入院時に余裕をもって衣類を持って行っておくといいです。
また、通常入院ができる大きな病院には洗濯機が常設されてありますが、少し使い古された感じなのと乾燥させるために干すスペースの問題などもありますので、可能な限り家族などの力を借りながら着替えを数日間隔で交換してもらうと良いとおもいます。
フェイスタオル・バスタオル

手術後、シャワーを浴びるまでは看護師さんに体を拭いてもらいます。このときに病院のタオルでも拭いてもらえますし、お願いをすれば自分の用意したタオルでもお願いできます。
バスタオルは術後入浴が可能になるまでは特に必要ありません。私の場合は手術後4日目から入浴をするようになりました。
洗顔・シャンプー・ボディーソープ
病院のシャワーには石鹸類がありませんでした。こちらは事前にパンフレットに載った持ち物にもありましたので事前に準備しておいたので問題ありませんでした。
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個人的に持って行ってよかったもの
氷枕(アイスノン)

これは必須アイテムに加えようか迷うほどお世話になったアイテムです。
特に術後の数日間は、手術の傷からくる発熱が続き、日中も体温が高く辛い時間を過ごすことになります。
実際に私も手術後6日目にやっと術後の熱が下がりましたが、それまでは氷枕を手放せない日が続きました。
もちろん、病院にも氷枕はあるのですが、少し固めで自分には合わなかったため、自宅の氷枕を使い続けていました。
※冷凍庫は院内のものを無料で使えます。
ひげ剃り
ひげ剃りも個人的には重要アイテムでした。
いくら入院患者とはいえ、看護師さんや医師と顔を合わせる機会が多いですし、リハビリが本格的に始まると理学療法士の先生も毎日付き添い状態でリハビリが始まります。つまり毎日人と顔を合わせる生活です。
私も、髭剃りくらいはマナーとしてきちんと処理して入院生活を過ごしました。
※とはいえ、手術直後はそんな元気もありませんので、髭剃りを使い始めたのは手術後2日目からです。
本
術前の検査入院や術後体力が回復してくると、病院のベッドで横になっているだけの時間が本当に暇です。そんな時に重宝するのが本!自分を見つめなおす時間にも使えて良かったです^^
イヤホン・小銭

今までに入院をしたことがある方であればご存知かもしれませんが、病院には大部屋も個室もベッドに1台テレビが備え付けられており、そのテレビは通常テレビカードを買わなければ見ることができません。
そのため、テレビカードを買うための小銭は常に持っておいたほうがいいです(もちろん、その他にも飲み物等を買うのに小銭は必要ですが・・・)。
そして意外と盲点なのが、テレビを見るのにはイヤホンが必要という点です!
病院は音漏れがしないように、すべてのテレビはイヤホンをつながないと音が聞こえない仕様になっています。字幕文字でテレビを見ることも可能ですが、ストレスなくテレビを見るために、イヤホンは是非持っていきましょう。
携帯充電器
携帯電話は持っていくと思いますが、充電器も忘れずに!
携帯電話の充電器も病院側で借りることはできません(全患者のコードを用意していたら大変ですしね!)。こちらも自分で持っていくようにしましょう。
まとめ
以上、私の脊柱管狭窄症入院での持ち物リストでした!
人によって必要なものと必要でないものに多少違いがあるかもしれませんが、実際に入院をした私の情報がお役に立てば幸いです。
脊柱管狭窄症手術は費用・時間・手術のリスクが伴う大きな決断です。また、術後の経過次第では再手術を余儀なくされる人も少なくありません。脊柱管狭窄症手術をする前に、適切なトレーニングで手術を避けられないか、必ず一度は試し頂きたい内容をまとめました。
合併症リスクで7時間以上のオペは怖くて聞いてないが
出来ないとの事だが今ネットでこの欄で間際して居ます
北アルプスあずみ病院で人生台無しのパジャマ生活 動けないので
何も出来ないが此のネットに出会えてうれしい
同じく北アルプスあずみで他科の失敗リスクで 歩けない為 これから7時間~を 2. 3回に分けて大手術 怖い
匿名さん
こんにちは。
手術、私も恐怖心がとても強かったのでお気持ち分かります。
術後の生活を思い描いて、何とか乗り越えてください!応援してます。
匿名さん
症状が大変なようですが、手術が必要な状態であれば決意するしかないですよね。私も非常に迷った結果手術に踏み切りましたので分かります。
まずはお医者さんとご家族とよく相談されて、あまり思い悩まずに検討されてください。
症状が良くなることを願ってます。
貴ブログで勇気づけられて、2年間に32回の硬膜外ブロック注射を卒業し、このたび手術を受けた75歳の老いぼれです。2年前脳幹梗塞を患って血液サラサラの薬を服用しているため、その薬の休止・再開も必要で5週間入院しました。いま退院から1週間経ち、例の執拗かつ悪辣な腰・大腿痛から解放されてホッとしている一方、狭窄症起因の坐骨神経痛の名残りの軽い痛みが時おり腰・大腿に出るたびに「狭窄症の再発?」とヒヤヒヤしている日々を送っています。そこで伺いたいのですが「狭窄症の手術を一度でも受けた者は、狭窄症が再発しても、一生、硬膜外ブロック注射を受けることができない」という話を耳にしたことがないでしょうか? それを先日、リハビリのため別の病院に行ったとき言われ、「硬膜の傷は治った(髄液は漏れなくなった)のに、どうして?」と首をかしげています。
久保田さん
はじめまして。このようなブログがお役に立てたのであれば本当に書いて良かったと感じています。
75歳での手術だったのですね。50代の私でも体力的にも精的にも大変でしたし、他の病気も抱えながらの手術は大変だったろうと拝察いたします。
ひとまず、無事に手術を乗り越えられて本当によかったです。
ご質問の「狭窄症の手術を一度でも受けた者は、狭窄症が再発しても、一生、硬膜外ブロック注射を受けることができない」か、という点については、私自身ブロック注射を受けた経験がないためお役に立つ回答ができないですね。。
どうしても気になるようであれば、セカンドオピニオンを受けられてみてはいかがでしょうか?
YOUICHIさん、御返事へのお礼が遅れてすみません。ところで先日、私が伺った「狭窄症の手術を一度でも受けた者は、狭窄症が再発しても、一生、硬膜外ブロック注射を受けることができない」という件ですが、私が住んでいる鹿児島県薩摩川内市(一時期、原発の再稼働で有名になった?)では、医師の出身大学により Yes/No の2説があるようです。
先週、退院後1ヶ月検診のため手術を受けた市民病院(医師の約80%が鹿児島大学医学部出身)に行ったとき、入院時の主治医(鹿大出身)に訊いたところ、「手術を受けた後、不幸にして再発して痛みが酷い場合、鹿児島大学病院では、〝硬膜外ブロック注射〟を用いている。確かに脊髄内への麻酔の拡散が多少認められるが、再手術に比べれば、より簡易かつ安全という考え方に依っている」という話でした。
そして本日、現在〈かかりつけ医〉を頼んでいる私営病院に行ったとき、この件を私の退院直後に持ち出した〝久留米大学の若い助教(同病院に派遣され、現在の私の主治医)〟に向かって蒸し返したところ、彼は憤然として言いました「私は、手術を一度でも受けた者には、絶対にブロック注射を打ちませんので、心得ておいて下さい」。
すなわち、「患者の判断に従ってくれる〝出身大学〟の医師を探す」・・・・・・これが正解のようです(笑)
久保田さん
詳細な情報ありがとうございます!参考になります!
患者個別の体のことなので、お医者さんも専門家としての判断で処方が異なることは大いにあり得ることですよね。
ブロック注射、私は狭窄症手術後現在まで問題なく過ごせていますが、今後このブログを読まれる方にとても参考になると思います。
ありがとうございました!
YOUICHIさん、御返事へのお礼が遅れてすみません。ところで先日、私が伺った「狭窄症の手術を一度でも受けた者は、狭窄症が再発しても、一生、硬膜外ブロック注射を受けることができない」という件ですが、私が住んでいる鹿児島県薩摩川内市(一時期、原発の再稼働で有名になった?)では、医師の出身大学により Yes/No の2説があるようです。
先週、退院後1ヶ月検診のため手術を受けた市民病院(医師の約80%が鹿児島大学医学部出身)に行ったとき、入院時の主治医(鹿大出身)に訊いたところ、「手術を受けた後、不幸にして再発して痛みが酷い場合、鹿児島大学病院では、〝硬膜外ブロック注射〟を用いている。確かに脊髄内への麻酔の拡散が多少認められるが、再手術に比べれば、より簡易かつ安全という考え方に依っている」という話でした。
そして本日、現在〈かかりつけ医〉を頼んでいる私営病院に行ったとき、この件を私の退院直後に持ち出した〝久留米大学の若い助教(同病院に派遣され、現在の私の主治医)〟に向かって蒸し返したところ、彼は憤然として言いました「私は、手術を一度でも受けた者には、絶対にブロック注射を打ちませんので、心得ておいて下さい」。
すなわち、「患者の判断に従ってくれる〝出身大学〟の医師を探す」・・・・・・これが正解のようです(笑)
久保田さん
ご返信ありがとうございました。
とても参考になるリアルな情報ありがとうございます。
手術は執刀医の腕前が大きく影響するので、自分が納得してお任せできる先生を見つけられるだけでも恵まれているのかもしれませんね。
今後同様のご質問を頂いた際の参考とさせて頂きます。
ありがとうございました。